国道から外れて九十九折りの山道を走ること約15分。皆さんが、あるいは不思議に思われる石庭が現れます。さてこちらの石は、福島県南を流れる鮫川、{おもに古殿町〜いわき市遠野町周辺}から産出された『鮫川石』になります。 えっっ!? どうやって持ってきたかって!? 皆さんが走って来られたアノ道路ですよ!!
↓↓お子様向けの庭内オリエンテーリングに↓↓

チェックポイント:
『囲の中の母子蛙(オブガエ
ル)』

チェックポイント:
その落差150cm以上!!
庭園瀑布 『それなりの滝』
(それなりのお店の滝ですが、震災以降漏水著しく休業中)

チェックポイント:
『大福笑面布袋様』
(まんまるおなかをナデナデしてね)

ェックポイント:
『昇鯉池(しょうりいけ)』

チェックポイント:
『お客様むカエル
餅持ちカエル
思い出振りカエル』
峠ん郷 石庭の外へ…峠駅周辺を散策
⇒滞在時間を多めに取っての探検型はこちら
  
『峠の木戸ザクラ』2010.5.19
七曲がり山道の最後のカーブにして峠地区の入り口のサクラ。冷水沢の護岸、沢の名の通りになかなか温められない。北の「稚内の開花宣言」とその遅さを競うようにやっと開花する。道路そばで車の窓越しに楽しめるが、道路のそばゆえに冬の除雪車の投雪等での痛みが激しい昨今…

   
馬蹄渓』(上流側から撮影)2010.5.6
今から100年ちょっと前の話。奥羽本線福島〜米沢間敷設は山河の複雑さでトンネルや鉄橋がどうしても多くならざるをえなかった。難工事でもっとも有名なのは赤岩〜板谷間の松川橋梁建設。ここ峠駅などは川に管を配置したのちトンネル掘削の残土を管の上に積み駅を設けた。さて、峠駅から歩いて10分ほどのこの馬蹄渓。線路を敷くために蛇行する川の流れをまっすぐにするべく、せり出した尾根部分を馬蹄型に堀り貫通させたもの。川の増水や、並行して敷いた線路を走る汽車の震動または風化等々で100年間でここまで崩壊。ただの川のトンネルが現在は奇観となった。

   
   『馬蹄渓』(下流側から撮影)2010.5.6
写真右手の土留め壁。川をまっすぐにし、旧蛇行部分の上に盛り土をしてコンクリで土留めして線路を敷いた工事が知れる。当時、写真奥の入り口のサイズのまま刳り抜いたものが、ここまで浸食されたのかと歳月を感じる。

   
   『馬蹄渓』(内部に近づく)2010.5.6
中に入るとスリリング。圧迫感は感じないけど、落下しないかなあ〜とドキドキ(※残念ながら遊歩道のようなものはありません。線路と並行している川に、下りやすい場所から下りるのです。線路端の雑草が茂ってくると近づきにくくなるわけで、5月が馬蹄渓観賞のベスト。それから、履物は確実に濡れますのでその心構えを。)

  
  馬蹄渓を掘り(写真左手)蛇行した川の流れを真っ直ぐにし
 元の流れの上に盛り土、線路が敷かれた(右手)』2010.5.6
 (補記 馬蹄渓上部の尾根筋は手っ取り早い鉄道俯瞰写真ポイント)

  
厳石沢の『天狗の砦』(野外用の装備で谷を下れる人のみ出会える景勝)2010.5.18
沢の名前自体すごいが、その沢はホントに厳石なんです。沢を進むと圧迫感すら感じるV字谷。崩壊落石ありの沢のため、上流部に砂防ダムが3つあり。砦岩は沢入り口に近いから その気になれば行けるかも。この写真は晴天のベストショットだが、曇天の日に近づくと恐怖感を楽しめる。

  
  厳石沢の『天狗の砦』(マツの丈から岩の巨大さを推定できる)2010.5.18
それにしてもこれは独立した岩なんだろうか。岩壁の一部なんだろうか。これだけの重量の物体がよくもまあ落下しないものだ。まさか1本のマツが落下を阻止しているわけではあるまい。

  
『三叉落葉松』2005.9.22
当店の裏山はかつて駅前0分の峠スキー場だった。今では草木が生い茂り、消えかけている樵道を登るとこのカラマツは現れる。双子や三つ子など各地に数あるかもしれない。ただ幹回り・枝ぶり・直立具合など美しいくらいに均整がとれたこのカラマツは何かを語りかけてくる。

 
『蒸気時代の排煙筒』2010.5.21
カーナビを見ると見つけやすい。奥羽本線の板谷峠トンネルの上を七曲がりの道路が交差するポイントにこれがある。奥羽本線(福島〜山形〜秋田〜青森)最高地点がこの板谷峠トンネル内なのだが、蒸気機関車時代のレンガ積みトンネル排煙筒が現存している。山枯れの季節は道路からみつけやすいのだが、今回新緑の季節に撮ってみた。森に食われようとしている排煙筒。ジブリワールドのような1枚が撮れた気がする。

峠ん郷 石庭の外へ…裏山に踏み込む
⇒当店5代目のようなアウトサイダーはわが道を探して楽しみを見つける

    
   カタクリ 10.5月

   
  ツチアケビ 07.9月
  秋のキノコ狩りで初めて現物を見つけた。茶色と緑の山の中で正直な感想毒々しい色の物  体が生えていた!知識として知っていたがやはり生まれて初めてだと採取するのも勇気が   必要だった。ちなみに果実酒の効用は新陳代謝・強壮強精!!など

    
  サイハイラン 05.7月
  采配をふるう。その”采配”に似た形でこの名がある。ツチアケビもこのような形で花の代わ  りに実が房なり(上記)。勇ましい名前が付いているが現物は華奢である。

   
  ギンリョウソウ 04.7月
  別名ユウレイタケ 薄暗い林内に白い物体、ゆえにユウレイタケと呼ばれる。
  漢名は水晶蘭、うーむ中国人の命名センスと日本人のそれとどちらがよいか?

   
  カモシカ 04.6月
困ったことにカモシカは自分にとってご近所さんである。遭遇しても全然感動しなくなってしまった。むしろ、自分はヒトと遭遇すると驚く。それだけ、自分の足で歩いて山に来る人が少なくなったのだ。山を歩く人はやはりアルプスや日高、大雪山などに集中するのだろう。数少ないハイカーが来店するとうれしくなる。

   
  アカヤマドリ 02.7月
忘れもしない汗ばむ7月の炎天下、店がひと段落ついて、ふと下駄ばきでお散歩。ずんずんずんずん、白衣に前掛け・下駄の姿で自分でも何を思ったか、きれいに刈り込まれた林道を進むと遠目にもエッ!と驚く巨大なキノコ。派手な色のキノコは毒キノコが多いのだがこのキノコは食べられる。とはいうもの、上記のツチアケビ同様初めて見たものに直接触るのは怖い。しかも今日は白衣に前掛け・下駄!山歩きの全身武装でない。ということで前掛けで直接手に触れないようにして恐る恐る持って帰った。